嶺亜様に出会ってから

多趣味なJr担の多方向な語り

『わたしの幸せな結婚』 映画を見て原作を読んで

先週、映画『わたしの幸せな結婚』を見てきました。

普段、洋画を多く見るのですが、それに劣らないクオリティの映像美でいいものを見に行ったな、と思いました。物語の肝である異能との戦いはCGもきれいでしたし、着物なども高級感がありましたね。役者も、映像も、時代考証なども、しっかりとお金をかけて素晴らしいものを作り上げたなという印象です。素人が偉そうに語りました。

 

『わたしの幸せな結婚』はコミックを一巻ほど読んで、実写を見たのですが、思いのほかおもしろかったので、原作を読んでみました。貸してくれた知り合いには感謝です。目黒担の友達によると、図書館でも予約が殺到でなかなか借りれないのだとか。

 

六巻分すべてお借りしたのですが、昨日今日で全巻読破してしまいました。読みやすくて、楽しくて、久しぶりに本を読んだのですが、とてもよかったです。最近、いい本に巡り合えていなかったんですよね。

たぶん、これより前に読んで気に入ったのはシャンナ・スウェンドソンの『偽の王女と糸車の呪い』です。この作者、お気に入りの一人でコンスタントに新作を出してくれるのがありがたい。

 

原作と映画の相違点というのはおもしろいですね。もちろん、どの小説も実写化するにあたってすべてをそのままというわけには、いかないじゃないですか。特に、ファンタジーとか戦いや陰謀が絡んでくるもの、壮大な話で登場人物が多いものとかそうだと思います。実際、原作も大好きなファンタジー映画はだいたいそうですし。比較が洋画なのは申し訳ないですが。原作まで知っているのは海外ものばかりなんです……。

 

個人的な感想ですと、渡邊圭祐さんのやっていた役がすごく好きでした。ネタバレを避けるので、詳しいことを言いませんけれど。もともと、渡邊圭祐さん大好きなんですよ。役者としてもそうですし、何より美しい。日本の俳優さんの中で一番好きです。

今田美桜さんも大好きな女優さんなので、嬉しいですね。花のち晴れの愛莉さまのイメージが強かったので割と真逆な役で面白かったです。

 

目黒くんもよかった。演技すごかったです。原作ファンの方からイメージが違うといわれてましたけど、演じていると違和感なかったですし。実際、原作の描写ではどちらかというとSixTONESの京本くんとか侍のこんぴーがイメージに近いのかなと思いましたけど。でも、話題性や演技力ならピカイチです。もっと見ていたいと思わせてくれました。

 

そして、りゅちぇが思った以上にはまり役でびっくりしました。原作を読んで納得。少年か少女か男性か女性かわからないというのは、りゅちぇそのものじゃないですか。

佐藤新くんは原作にはない役でしたね。ですが、印象に残る役でした。これがジャニーズとして最後の映画かもしれないと思うと、少し悲しいです。

 

映画は続編を期待されるような終わり方でしたし、二巻目までしか描いていないないので、楽しみにしたいと思います。けれど、割と重要そうな部分が原作と映画で違っていたので、そこら辺を続編を作るのならどうするのか、気になりますね。

久しぶりにいい作品に出合えました。